eシールとタイムスタンプの違いとは?仕組みと役割を解説
ビジネスのデジタル化やペーパーレス化が進む中で、「電子署名」「タイムスタンプ」、そして最近よく耳にする「e シール」といった用語に頭を悩ませていませんか?
「どれも電子文書の信頼性を高める仕組みだけど、何が違うの?」
「自社にはどちらが必要なの?」
企業の実務担当者様に向けて「eシール」と「タイムスタンプ」の違いをわかりやすく解説します。
結論:証明できる「対象」が違う!
結論から言うと、この2つは証明する内容が全く異なります。
- e シール:「誰(どの組織)」が発行し改ざんされていないかを証明する
- タイムスタンプ:「いつ」存在し改ざんされていないかを証明する
紙の書類で例えるなら、eシールは「会社の角印(角印鑑)」、タイムスタンプは「郵便局の消印(日付スタンプ)」の役割を果たします。
1. e シール(電子的な「印鑑」=「会社角印」)
e シールとは、個人ではなく「法人・組織」が発行者であることを証明する電子的なハンコです。
- 誰が押すの?:企業や組織
- 何を証明する?:「この請求書は間違いなく〇〇株式会社が発行した本物です」ということ(発行元の信頼性)と「書き換えられていない」ということ(非改ざん証明)
これまで請求書や領収書などの大量の書類には、担当者が手作業で会社の角印を押していました。e シールを使えば、システムから自動発行される PDF などに「企業としての証明」をまとめて自動付与できるようになります。
2. タイムスタンプ(電子的な消印)
タイムスタンプは、「その日時にそのデータが存在し、それ以降改ざんされていないこと」を証明する技術です。
- 誰が押すの?:第三者機関(時刻認証局)
- 何を証明する?:「〇年〇月〇日 〇時〇分にこのファイルが存在し、その後一度も書き換えられていない」ということ(存在証明と非改ざん証明)
eシールとタイムスタンプの比較表
e シールもタイムスタンプも改ざんされていないことを証明する(非改ざん証明)特長は同じですが、「誰が」を証明する e シールと、「いつ」を証明するタイムスタンプの違いがあります。
2 つの違いを以下にまとめました。
| 項目 | e シール | タイムスタンプ |
| 主な証明内容 | 「誰が」(発行元の組織と非改ざん) | 「いつ」(存在日時と非改ざん) |
| 紙の書類で例えると | 会社の角印 | 郵便局の受領印・消印 |
| 主な用途 | 保証書・証明書、請求書・納品書等の発行元証明と非改ざん証明 | 電子帳簿保存法への対応、電子取引データ等の存在証明と非改ざん証明 |
| 付与の主体 | 発行元の「企業・組織」 | 認定された「第三者機関( TSA )」 |
「組み合わせて使う」
「では、どちらか一方を選べばいいの?」と思われるかもしれませんが、実はこの2つは組み合わせて使うことにより強力なメリットを発揮します。
例えば、システムから顧客へ請求書PDFを自動送信する場合:
- e シールを付与:「〇〇社が正式に発行した請求書です」と変更されていないことの証明
- タイムスタンプを付与:「発行した日時以降、金額などが書き換えられていません」と証明
このように両方を組み合わせることで、「いつ・どこ(誰)が発行し、改ざんされていない本物の書類であること」を完全に証明できるようになります。
両方の機能を手間をかけずに利用する
「eシールとタイムスタンプ、両方大事なのは分かったけれど、別々に導入すると手間もコストもかかりそう……」
そんな悩みを持つ企業におすすめなのが、弊社が提供する電子印鑑サービス「NRA Trust シール」です。
NRA Trust Seal (NRA Trust シール)は、e シール(発行元の証明)とタイムスタンプ(時刻・非改ざんの証明)に必要な機能をパッケージにして提供するサービスです。
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これからのビジネスでは、単にペーパーレス化を進めるだけでなく「データの信頼性」をどう担保するかが重要になります。自社の課題や運用フローに合わせて、最適なツールを検討していきましょう。
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