OSS/Linux

Linuxライブパッチサービス

止めずに守る、新しいセキュリティ対策

止められない業務を続けながら、最新のセキュリティを

システムは止められない。でもセキュリティ更新は欠かせない。
この矛盾を解決するのが「Linuxライブパッチ」です。
再起動を必要としない仕組みにより、業務を中断せずに脆弱性対策を実現。
システム運用の負担を減らしながら、安全性を保つことができます。

なぜ必要か?

サイバー攻撃の多くは OSの弱点(脆弱性)を突いてきます。
そのため企業は常に「セキュリティパッチ(=ソフトの不具合や弱点を修正する小さな更新プログラム)」を適用する必要があります。
しかし従来の方法では、パッチを当てるために OSを再起動 しなければなりません。

  • システムやサービスが一時停止
  • 深夜・休日に対応が必要
  • 作業時間・人件費の増加

こうした負担がセキュリティ強化の大きな障害になっていました。

システムは止められない。でもセキュリティ更新は欠かせない。
この矛盾を解決するのが「Linuxライブパッチ」です。
再起動を必要としない仕組みにより、業務を中断せずに脆弱性対策を実現。システム運用の負担を減らしながら、安全性を保つことができます。

サービスの仕組み(かんたんに)

「Linuxライブパッチサービス」は、OSを止めずに脆弱性修正を適用できる仕組みです。
再起動をせずに、修正プログラムをメモリ上で安全に切り替えるため、業務に影響を与えません。

一般的なライブパッチのテンポラリパッチング方式は、ライブパッチが蓄積されたメモリ空間を圧迫するため定期的な再起動が必要。
Linuxライブパッチングサービスのパーシステントパッチング方式は、修正の衝突が発生せずメモリの圧迫が最小限になるため、長期的な無停止の運用を実現。

お勧めするポイント

1. 業務を止めない安心感

システムを動かしたまま最新のセキュリティを維持可能。
金融・製造・医療など「止められない業務」に最適です。

2. コスト削減効果

再起動や夜間対応が不要になり、作業時間を70%以上削減した実績も。
運用コストを大幅に抑えられます。

3. トラブルにも強い

不具合が出ても 無停止で元に戻せる
パッチ適用リスクを最小化できます。

4. 幅広いLinux対応

RHEL、CentOS、Rocky Linux、AlmaLinuxなど主要ディストリビューションに対応。
OpenSSLやglibcなど基盤ライブラリにも拡張可能。

5. 管理もラク

専用クライアントが最適なパッチを自動取得。
パッチ適用の手間を大幅に軽減します。

技術的な仕組み

Linuxライブパッチサービスは、Linuxカーネルの KLP(Kernel Live Patch)機能 をベースにしています。

1. パッチの生成と適用

Linuxライブパッチで配布される修正は、ロード可能なカーネルモジュールとして提供されます。
複数の修正をまとめた形で提供されており、依存関係を気にせず安全に適用できます。

2. メモリ上での切り替え

実行中のカーネル関数を動的に差し替えることで修正を適用します。
不具合が発生した場合には、システムを止めずに元の状態へ戻せるロールバック機能も備えています。

Linuxカーネルの KLP(Kernel Live Patch)機能 をベースにしているため、脆弱性が発見されたプログラムA・脆弱性が発見されたプログラムBがある場合、実行中のカーネル関数を動的に差し替えることで修正を適用します。

3. カーネル以外の対応範囲

Linuxカーネルだけでなく、glibcやOpenSSLなどの基盤ライブラリにも対応可能です。
これにより、より幅広い脆弱性に迅速に対応できます。

4. 運用管理の仕組み

専用クライアントが稼働環境を判別し、最適なパッチを自動で取得して適用します。
OSの再起動は不要で、自動適用にも対応しています。

自動可能なライブパッチを自動取得

導入・ご相談

止めずに守れる安心のセキュリティ。

導入のご相談や詳細資料については、ぜひお気軽にお問い合わせください。